渡辺徹さんと榊原郁恵夫妻の次男、渡辺拓弥(28)が俳優デビューすることが3日、分かった。彼が出演する短編映画「一区切りの吉日だ(^^)」は、父・徹さんが拓弥に送った最後のLINEをもとに製作された作品であり、第8回渋谷佐世保TANPEN映画祭の特別招待作品として上映される。
渡辺拓弥の俳優の道
渡辺拓弥は、幼少期から演劇の世界に親しんできた。彼の両親はともに芸能界で活躍しており、彼自身も2015年にアメリカに短期留学し、ブロードウェーミュージカル「レ・ミゼラブル」を観劇。そこから「見る側じゃなくて出る側になりたい」という想いを抱くことになる。2017年春には大学を休学し、ロサンゼルスで演劇を専攻する。
年 | 出来事 |
---|---|
1996 | 渡辺拓弥、東京都に生まれる |
2015 | アメリカ留学、ミュージカル観劇 |
2017 | 大学休学し、ロサンゼルスで演劇学習 |
2019 | 文学座研究所入所 |
2023 | 短編映画「一区切りの吉日だ」で俳優デビュー |
トップ俳優への挑戦
帰国後、拓弥は文学座本公演「真実」を観賞し、その舞台の魅力に心を奪われた。この経験が、彼が俳優になりたいという気持ちをさらに強くした。
「父がいる場所に入るのはプレッシャーだったけど、この試練を乗り越えれば何でもできると覚悟を決めました。」と、拓弥は振り返る。3年半の研究生生活を経て、ついに俳優としての第一歩を踏み出すこととなった。
参考動画
亡き父との絆
拓弥のデビュー作は、徹さんが亡くなった1ヶ月前に送ったLINEメッセージにヒントを得て製作された。このメッセージは「今日は一区切りの吉日だな(^^)」という内容であり、彼にとって大きな励みとなった。
この作品のテーマは新たな出発を象徴するものであり、撮影は徹さんの故郷・古河市で行われた。地元の人々の温かい応援を受けながら、拓弥は高校の演劇部顧問を演じることに。
演じた役柄とストーリー
演じたのは、演劇部の顧問・タクロウという役。親友のモネを励まし、演劇の楽しさを伝えるために奮闘するストーリーだ。拓弥は、役作りのために役に感情を込め、非常に真摯に演じた。
「現場の人々は父・徹さんの話をよくしてくれて、どこかこの作品には父の影が感じられる。父の言葉が形になって残るのは本当に嬉しいです。」と彼は語る。
短編映画の魅力
短編映画「一区切りの吉日だ(^^)」は、観客に温かい感動を与える作品で、上映される第8回渋谷佐世保TANPEN映画祭では特に注目を集めることが期待されている。また、タクロウの役柄には、故人である父・徹さんの存在が色濃く影響する。
評価と受賞歴
年 | 映画祭名 | 受賞内容 |
---|---|---|
2023 | 第8回渋谷佐世保TANPEN映画祭 | 特別招待作品 |
これからの活動
拓弥は、今年2月に徹さんが構想を手掛けた映画「SENSEKI」の撮影にも参加しており、さらなる飛躍が期待される。彼は「父の息子として自信を持って活動したい」と語り、今後の活動へ意欲を燃やしている。
よくある質問 (FAQ)
渡辺拓弥はどのような役が初めてですか?
渡辺拓弥の初めての役は短編映画「一区切りの吉日だ」で、高校の演劇部顧問・タクロウを演じます。
渡辺多くの支持を受けていますか?
はい、特に父・渡辺徹さんのファンや古河市の地元住民からの支持が厚いです。
渡辺徹さんとの関係はどのように影響していますか?
拓弥は父との絆を大切にし、父から受けた影響を演技に活かしていると語っています。
今後のプロジェクトはありますか?
拓弥は、映画「SENSEKI」にも出演し、今後も俳優活動を続けていく予定です。
「父の息子として活動し、父の背中を追いかけていきたい」と語る渡辺拓弥。今後の活躍に期待が寄せられる。